売買|貸家の立退き交渉から売却までをサポートした案件(深谷市・2020年9月)

貸家の立退き交渉から売却までをサポートした案件(深谷市・2020年9月)

今回は、築45年の木造貸家4棟(2棟居住中)が建っていた土地を、売却により整理した事案について紹介します。

目次

貸家が4棟建っている土地を売りたい

もともとお知り合いだった地主様から、「急で申し訳ないのですが、、、」とご相談をいただき、今回のご縁となりました。
敷地180坪に平屋建ての貸家が4棟(築45年)という状況の物件で、売却することで資産整理をしたいという内容のご依頼です。

可能な限り早く売却したいというご要望でしたので、「早期に売却すること」と「納得のいく価格で売ること」の両方を実現する必要がありました。

古家付き現況渡しとする代わりに価格を抑えて対応

貸家の建物は築45年以上ですから老朽化も著しく、構造・設備・その他仕様なども決して良好な状態ではなかったので、収益不動産のオーナーチェンジ案件として売却することは選択肢から除外しました。
解体して更地渡しとすることが望ましかったのですが、買主に解体等を負担していただくことにして、その代わり土地価格を抑えるという形で対応することにしました。

借主への立ち退き交渉をしなければならない

本件で最も注意を払って進めなければならなかったのは、貸家に居住中の借主さんたちに「立ち退き」をしていただくという点です。
普通借家契約の場合、「正当な理由」がない限り一方的に借家人との契約を解除することはできません。
そこで、弊社独自のノウハウと誠実な交渉によって、トラブルを起こさないように、そしてなるべく早期に立ち退きしていただけるよう努めました。
結果的に、当初予想していた期間よりも3ヶ月早く立ち退きを完了していただくことができました。

誠に恐れ入りますが、交渉内容の詳細などについては記述を控えさせていただきます。お知りになりたい場合は、弊社まで直接ご相談いただければと存じます。

180坪という広さの土地を、上手に売却するには

今回の土地は、広さが約180坪ありました。個人住宅を1棟建てるには広すぎます。店舗・事務所用地としての販売も考えましたが、幹線道路沿いではなく視認性に欠けると判断したことと、「早期売却」になりにくいと判断したことから、選択肢から除外しました。

早く・上手に売却するために、分譲地として約60坪の区画を3つ作って売るという方針に決定しました。
それから2週間以内に、とある分譲業者さまに購入の意思表示をいただき、地主様にも価格面でご納得をいただき、成立となりました。

敷地の広さ・形状だけでなく、立地条件や周辺の状況なども考慮した上で、どのような用途・目的で売却するのが最良の選択なのか、という事まで我々は考えて行動しています。

どんな物件だったの?

深谷市内で最寄駅から約1.3kmほど、東側と南側に接道がある好条件な土地でした。
ご依頼を頂いてから、立ち退き交渉や測量などの手間もかかりましたが、期間3ヶ月で全ての手続きが完了となりました。

貸家が建っていた当時の外観
解体後の外観は広々と感じます
3区画の分譲計画を立てました

この度のご依頼、誠にありがとうございました。こちらのお願いにも迅速にご対応・ご協力いただきましたので、スムーズな取引を行うことができました。
不動産譲渡所得の確定申告でお困りの際は、信頼できる税理士さんを紹介いたしますので、遠慮なくご相談いただければと存じます。

ウチも相談してみようかな

物件の売却をご検討でしたら、ぜひ一度サカイにご相談いただけたらと存じます。
相談料や調査費用は原則無料です。
ぜひ一度、お気軽にお問い合わせくださいませ。

百万円単位でお願いします。

この記事を書いた人

酒井毅のアバター 酒井毅 代表取締役

1984年生まれ。生まれも育ちも熊谷市。

最近ハマっていることは、ダイエットと読書です。
Kindle(Amazonの電子書籍)で本を読むのは快適ですね。

プロ野球も、日々チェックしています。
セ・リーグよりも、パ・リーグが好きです。

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