「イエノワ」を発刊する理由
不動産業務に携わる日々の中で、私たちだけでなく、お客様にも「知識を備えて行動すること」の大切さを伝えていきたいと日頃から思っております。
おかげさまで、弊社は籠原駅エリアにて約300戸近くの賃貸物件を管理させていただいております。ご入居者の中には、賃貸からマイホームへの飛躍を考えている方が少なくありません。そのようなお客様に対して、マイホームを購入するにあたって事前に知っておいた方が良いことを定期的に発信していくことに意義を感じ、情報誌「イエノワ」を発刊することとなりました。
「事前に知っておけば、こんなことにならなかったのに」とならないように、「事前に知っていたから納得のいく購入ができた」というお客様がたくさん増えるように、不動産に関わる知識を伝えていくことをテーマにしています。
イエノワとは、家の話。
家の話(わ)の情報が、「知恵の輪」となり、「家の和」を実現すること。そんな願いを、本誌の名前に込めました。
「イエノワ」配布対象先について
弊社が管理している賃貸物件(ファミリータイプ)にお住まいの方々限定で、約200部を無料配布させていただいております。お手元に届いていない方や弊社管理物件以外にお住まいの方で、ご希望の方には数量限定で無料進呈いたします。ぜひお気軽にお答えがけいただければと存じます。
今のところ、年4回のペースで発刊・配布したいと考えております。
「イエノワ」を読んで、不動産リテラシーを養ってほしい
リテラシーという言葉が、「ITリテラシー」というように応用され、耳にするあるいは目にする機会が増えているかと思います。もともとは、英語の「literacy」からきており、「読み書きの能力」や「識字力」と訳されています。
その意味合いから「その知識や能力を有効活用する能力」のことを指す言葉として使われているようです。
サカイは、お客様に「不動産リテラシー」を養ってほしいと思っています。
不動産に関する情報(物件情報)だけでなく、しっかりとした知識を備えることが、不動産リテラシーを養うために必要なことだ考え、「イエノワ」を読んでいただくことで、不動産関連の知識を得ていただきたいと思います。
知識がなかったせいで、深く考えなかったせいで、「困った。どうしよう」という思いをしないように。
あるいは、困ったときにはすでに手遅れ、とならないように。
「知識を得る」→「対応方法がわかる」→「不動産リテラシーが身につく」という形が理想的です。
サカイとお客様との情報格差が少なければ少ないほど、不動産取引は良い成果を生むと信じています。その格差を埋めるてくれるものこそが、不動産リテラシーです。
2023年・夏号テーマ「オシャレなリノベにご用心」
前回の2023年・春号では、【お金と時間を確保する、幸せな中古物件の選び方】 というテーマでした。
マイホームの取得を考える際、新築だけでなく中古戸建にも目を向けることの大切さ、特に「お金と時間の使い方」については中古戸建を選んだ方が良いのではないか、という提言をさせていただきました。
家と環境の調和を意識した住まい探しを実現するには、中古戸建も視野に入れることがオススメであると考え、同時に自分らしい暮らし方・生き方を考えることにも繋がると考えたからです。
中古住宅と一括りに言っても、築年数によって建物の状態は異なります。すなわち、リフォームをすることが前提になる物件が多いということです。
近年「リノベーション」という言葉を耳にする機会が増えているかと思います。”リノベ”と略されていることもしばしば。
ところが、リノベーションの本来の意味や意図を十分に理解できている人は少ないのではないかと思います。
たとえば、”リノベ”という言葉から「オシャレな内装」を思い浮かべたという方、その認識は改めた方が良いです。
リノベーションの本来の意味や意図は何なのか、『イエノワ』を是非お手にとってご確認いただければと存じます。
リフォームする上で大切なことは「断熱」と「耐震」
断熱というと「冬」というイメージを持たれるかもしれませんが、断熱は「夏」にも必要です。
ちなみに「冬季は室温を18℃以上とすることを世界保健機関が勧告している」という事実をご存知でしょうか?
18℃を下回る場合、脳卒中・心筋梗塞・肺炎の発症リスクが上がるというのです。
なお、非常にショッキングな統計結果として、日本の家の9割は18℃未満の性能となっていそうです。
また、日本の住宅の断熱等級の最上位「7」レベルでさえ、15℃を下回らない程度(WHO基準よりも3℃劣る)という一説もあり、先進国と比べると、我が国は断熱化という点で大きく遅れを取っていることがわかります。
では、耐震化についてはどうでしょうか。
耐震化を行うべきかどうかの判断基準は、地域と築年数になります。
地域ですと、行政が公開している「地震ハザードマップ」「液状化危険度マップ」が参考になります。
そして、築年数によって耐震化の要否を考える場合は、結論から言うと、「2001年以降に新築された家」かそれ以前か、で判断した方が良いです。
これは、下図のとおり建築基準法における耐震基準の制定・改定の歴史を根拠としています。
中古戸建+リノベーション = QOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上 となるように
いかに断熱リフォーム・耐震リフォームが必要であるか、お分かりいただけたでしょうか。
このメッセージの裏側に潜んでいる事実をあえて言います。
市場に出回っている「リフォーム済み戸建て」「リノベ済み戸建て」の大半が、断熱・耐震に関するリフォームをやっていません。
目に見える部分だけをキレイに、オシャレに装っているだけです。「こんなにキレイだし、新築より良いじゃん!」と飛びつくのは危険だということです。
中古住宅を購入し末永く快適に過ごすためには、性能向上(断熱・耐震)リフォームが必要だということを知ってください。
かけるべきところにお金をかけて、しかも現実的な金額で、良いマイホームを取得しましょう。
そして、「自分らしく幸せに暮らす」を実現していくお客様が一人でも多く、弊社にご相談に訪れてくださることを、サカイは期待しております。
2023年・夏号テーマ「オシャレなリノベにご用心」
不動産屋であるサカイが、あえて皆さんに問いかけます。サカイは、家を売ることを目的としていないからです。サカイを介して家を購入されたお客様が喜ぶ顔を見たい、お客様と物件とが良いご縁で結ばれる瞬間に立ち会いたい、サカイ・エージェンシーの不動産会社としての狙いはそこにあります。
「イエノワ」配布スポットを募集中です
先述のとおり「イエノワ」は年4回のペースで発刊予定となっており、弊社が管理している賃貸物件(ファミリータイプ)に限定して配布しております。
今後より多くの方々にお読みいただけたらと思っております。
この「イエノワ」を、店頭に置いてやっても良いよと言って応援してくださるお店の店主さん・スタッフさん、もしいらっしゃいましたら是非サカイへお声がけください。
家の話で、みんなの輪が広がっていくことを願っております。