今回は、ある意味での相続対策という考えに立って不動産を売却した事案について紹介します。
これも一つの「相続対策」かもしれない
ご相談いただいたきっかけは、サカイに日頃からよくアドバイスをくださる独立系FP(ファイナンシャルプランナー)さんからのご紹介でした。
ご依頼主様は、このFPさんのクライアントです。日頃から相談している中で、自己所有の家を売却したいと考えるようになったとのこと。
売却の動機をご依頼主様からヒアリングしていくと、これも一つの「相続対策」かもしれない、と思いました。
元々は実家として暮らしていましたが、相続をして住み続けていた家です。
しかし、ご依頼主様にもしもの事があったとき、相続人がいないという事情を抱えていらっしゃいました。
自分が亡くなっても、誰の物にもならないのなら、自分が元気なうちに現金化して、自分のために使おうと考えたとのこと。
至極当然なお考えです。私はその事情を伺った上で、一生懸命サポートさせていただきたいと申し出ました。
居住中の中古物件は売りにくい
その上で、こんな話を投げかけました。
「居住中の中古物件は、結構売れにくいんですよね。。。」
売主様が生活している家の中を見に行くのは、物件を探している一般のお客様から敬遠されがちです。
自分が同じ立場だったら、なるべく避けたいなと思います。落ち着いて内見できなさそうですからね。
すると、
「もう次の住まいをFPさんと一緒に探し始めています。気になっている施設型マンションもあるので」と、ご依頼主様。
さすが、とても段取りが良いなあと感心してしまいました。
ということで、転居先が決まってお引越しが済んだら販売を始めましょう、ということになりました。
居住中の中古物件は、任意売却(特別な事情で家を売らざるを得なくなったケース)も多く含まれます。ある意味「ワケあり」なので敬遠されがちなのかもしれないです。
販売開始から1週間のスピード成約
今回は、とにかく立地条件が良かったです。
JR高崎線・籠原駅まで2km弱の閑静な住宅地内ですが、需要に対して供給の少ないエリアのため、物件情報を掲載するとすぐに沢山の問い合わせが入りました。
そして1週間後には正式な購入申し込みを取り付け、その後の契約締結までスムーズに進行していきました。
そこから約2ヶ月くらいで、測量や解体工事の段取りを行いつつ、購入者側の住宅ローンの段取り、そして決済・引き渡しまで、弊社が一貫してサポートさせていただきました。
解体すべきか、現況のままで良いか
建物は築50年以上の木造でした。
増築も何度かしていましたし、ご依頼主様自身あまり詳しく分からない箇所が多かったので、長年にわたり愛用してきた家でしたが、解体することにしました。
庭木・庭石・ブロック塀なども立派に構えられていたり、年代的にアスベストも含まれていましたので、解体費用はそれなりにかかりました。
どんな物件だったの?
熊谷市内で最寄駅から約2kmほど、築50年以上の既存家屋付き土地でした。
当時、一斉に宅地分譲がされた大規模住宅地の中にあり、同時期にすぐ近くで他の売物件が出ているという状況もありましたが、需要>供給のエリアなので、スムーズに売却を完了できました。
土地の測量費用・家屋の解体費用・植木等の処分費用は、売主様にご負担いただきました。
この度のご依頼、誠にありがとうございました。こちらのお願いにも迅速にご対応・ご協力いただきましたので、スムーズな取引を行うことができました。
不動産譲渡所得の確定申告でお困りの際は、信頼できる税理士さんを紹介いたしますので、遠慮なくご相談いただければと存じます。
ウチも相談してみようかな
物件の売却をご検討でしたら、ぜひ一度サカイにご相談いただけたらと存じます。
相談料や調査費用は原則無料です。
ぜひ一度、お気軽にお問い合わせくださいませ。