おうち時間をもっと楽しく!部屋をおしゃれにするインテリアコーディネートのコツ|月刊イエノワ2025年7月号
部屋の雰囲気を変えたいけれど、何から始めたら良いかわからない、そんな悩みはありませんか?インテリアコーディネートは、ちょっとしたコツを知るだけで、誰でもおしゃれな空間をつくり出すことができます。おうち時間が増えた今だからこそ、心地よい空間で毎日を楽しく過ごしたいですよね。今回は、初心者でも簡単に実践できるインテリアコーディネートのコツと、季節ごとの模様替えの提案を具体例を交えながらご紹介します。
部屋の印象を左右する基本の「色」と「素材」
インテリアコーディネートの基本は、部屋全体の印象を左右する「色」と「素材」を意識することです。まず、部屋の壁や床など、大きな面積を占める部分のベースカラーを決めましょう。白やベージュ、グレーなどのベーシックな色を選ぶと、他の家具や小物が引き立ち、まとまりのある空間になります。例えば、壁紙が白い場合は、ベージュのラグやカーテンを合わせることで、温かく落ち着いた雰囲気をつくれます。次に、ソファやカーテンなど、部屋の印象を決定づけるメインカラーを決めます。ベースカラーと調和する色を選ぶことで、統一感が生まれます。
また、素材感を意識することも大切です。例えば、木製の家具やコットン素材のファブリックを取り入れると、温かみのあるナチュラルな雰囲気に。一方、金属やガラス素材のアイテムは、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。異なる素材を組み合わせることで、空間に奥行きが生まれます。たとえば、温かみのある木製テーブルに、スタイリッシュなスチール製のチェアを組み合わせると、洗練された雰囲気を演出できます。
季節の模様替えで気分転換!簡単な衣替えのアイデア
季節ごとに部屋の雰囲気を変えることで、新鮮な気持ちで毎日を過ごすことができます。大掛かりな模様替えをしなくても、クッションカバーやラグ、カーテンといったファブリック小物や、アートパネルなどの雑貨を変えるだけで、簡単に季節感を演出できます。
春は、淡いピンクやグリーンなどのパステルカラーを取り入れて、部屋全体を明るく華やかにしましょう。例えば、花柄のクッションカバーに変えたり、テーブルに生花を飾るだけでも、春らしい雰囲気が漂います。夏は、涼しげなリネン素材のカーテンや、ガラス製の花瓶、ターコイズブルーなどの爽やかな色のアイテムをプラスすることで、涼しげな空間をつくれます。秋は、落ち着いた温かみのある雰囲気を意識しましょう。ブラウンやオレンジ、ボルドーなどの深みのある色を取り入れたり、ウール素材のブランケットやクッションをソファに置くだけで、一気に秋らしい空間に。冬は、温かさを感じるアイテムで居心地の良い空間をつくりましょう。ファーやニット素材のラグやクッション、暖色系の間接照明をプラスすることで、温かくリラックスできる空間になります。
観葉植物と照明で、さらに魅力的な空間に
インテリアコーディネートの仕上げに、観葉植物と照明をプラスしてみましょう。観葉植物は、部屋に自然な彩りを与え、リラックス効果をもたらします。例えば、背の高いウンベラータやパキラは部屋のアクセントに、小さな多肉植物は窓辺や棚に飾って、さりげなく緑を取り入れるのがおすすめです。
また、照明は部屋の雰囲気を大きく左右します。天井からの照明だけでなく、フロアライトやテーブルランプなどの間接照明を複数取り入れることで、空間に陰影が生まれ、より落ち着いた雰囲気を演出できます。暖色系の照明を選べば、リラックス効果が高まります。これらのコツを参考に、ぜひあなただけの素敵な空間をつくり出してみてください。部屋があなたにとって、最も居心地の良い場所になることを願っています。